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原油の季節的傾向をETF、CFD、カナダドル等の売買に利用する(2)

2017/04/26

米国は「国民一人あたりのガソリン消費量」が世界で最も多い国です。このため米国内におけるガソリン価格動向は、WTI原油価格にも影響を及ぼしています。ガソリンの使用量が増える時期は夏場ですが、初夏に向かってガソリン消費量が増加することに加え米国における石油精製設備の定期補修が2~5月頃に行われることから、春先から初夏にかけてガソリン価格が上昇する傾向が見られます。同様にしてWTI原油価格も春先に上昇する傾向が見られます。

下図は、2007~2016年における、「2月1日から8月31日の原油価格推移」です。相対比較するために2月1日を100としています。2月よりも3月のほうが原油価格が下がっている年もあるものの、ほとんどの年で4月くらいまでに一旦は原油価格が上昇することが多いことがわかります。この傾向を利用することでトレードの勝率を高めることができるので、筆者の例年のトレード戦略にもこの傾向は取り入れております。石油や農産物などのコモディティ投資は、例年おきまりの季節変動を利用することができることが大きな優位性であると思います。

2月1日を100としたときのWTI原油先物価格推移(2007-2011年)

2月1日を100としたときのWTI原油先物価格推移(2012-2016年)

別稿で原油価格とカナダドルは相関が高いことを示しました。上で示した春先の原油の季節的傾向は、カナダドルの売買に活かせる可能性があります。下図は、2007~2016年における、「2月1日から8月31日のカナダドル価格推移」です(2016年は途中までです)。相対比較するために2月1日を100としています。

2月1日を100としたときのカナダドル(CADJPY)価格推移(2007-2011年)

2月1日を100としたときのカナダドル(CADJPY)価格推移(2011-2016年)

冬場の下落傾向の記事で述べたように対円でのカナダドルレートはアベノミクスの影響で原油価格の季節的傾向と一致しないように見えますが、対ドルレートで見ると、概ね原油の傾向と同様であると考えられます。

2月1日を100としたときのカナダドル(CADUSD)価格推移(2007-2011年)

2月1日を100としたときのカナダドル(CADUSD)価格推移(2012-2016年)

以上をまとめると、春先の季節傾向を利用する戦略として以下の2つが考えられます。
・2~3月頃の安値での原油買いが有利
・2~3月頃の安値でのカナダドル買いが有利。但し対円ではなく、対ドルで。

買い建てたポジションの維持期間を2ヶ月程度に抑えるという前提ならば、順鞘による減価の影響は限定的ですから、原油CFDでも原油ETFでも問題なさそうです。カナダドルを買うという手もありますが原油と完璧な相関をするわけではないので、その辺は好みかもしれません。ちなみに筆者の2016年2~3月の売買戦略はETFでもFXでもなく「オイルメジャー株買い」でした。

原油の季節的傾向をETF、CFD、カナダドル等の売買に利用する(1)
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