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EIA在庫統計発表後のWTI原油先物1分足の例を3つ

2017/04/28

毎週火曜の09:30米国中部時間(10:30米国東部時間)は、EIA(米エネルギー省エネルギー情報局)の在庫統計発表があります。発表後には原油価格が大きく動くことが多いわけですが、実際にどんな動きをしたのか見てみましょう。

下図は、米国中部時間で2016年9月21日、9月28日、10月5日のWTI原油先物の1分足です。09:30に発表があったときに価格がバタバタを上下に激しく動いている様子がよく分かります(日本時間は23:30です。眠いですなあ)。

<2016年9月21日のEIA統計発表日のWTI原油先物の動き>
EIA在庫発表日(2016年9月21日)のWTI原油先物の動き(1分足)

<2016年9月28日のEIA統計発表日のWTI原油先物の動き>
EIA在庫発表日(2016年9月28日)のWTI原油先物の動き(1分足)

<2016年10月5日のEIA統計発表日のWTI原油先物の動き>
EIA在庫発表日(2016年10月5日)のWTI原油先物の動き(1分足)

発表直前の価格+0.2ドル、-0.2ドルでダブル逆指値で動いた方向にエントリーしたらどうなったか思考実験してみますと、9月21日は「薄利で逃げれば利食い」、9月28日はトレーリングストップで粘れば0.6ドルほどの利食い、10/5は「あっという間に逆行したけど粘れば利益、もしポジションをひっくり返せば速攻損切り」という展開に見えますが、1分足の中の高値/安値をつぶさに見ると、9/28は最初の上げで買った直後に急反転して損切りになった可能性が高いです。WTI原油は値動きが速すぎるので、1分足とか5分足だと、「けっこう取れそう」に見えるんですが、実際には瞬間的な上げ下げでけっこう刈られて涙目になります。

チャートの真ん中辺に赤い線を引きました。これはWTI原油の当日の清算価格を決める時間帯です(米国中部時間の13:28-13:30のVWAPがその日の公式な清算価格となります)。ニューヨーク証券取引所(New York Stock Exchange,NYSE)は米国中部時間の15:00まで取引されているので、なぜ原油がこんな中途半端な早い時間に清算価格を決めるのか謎ですが、そういうルールになっているので仕方ありません。運命だと思って受け入れましょう。

米国には原油のETFやETNがありまして取引規模が大きいため、原油ETF/ETNとWTI原油先物との間では活発に裁定取引が行われていると考えられます。筆者がざっくり計算したところWTI原油の期近の取組高の3割以上が原油ETF/ETNによるものだと思います。米国市場には原油先物価格の日々の値動きの3倍に応じて動くETN(UWTI,VelocityShares 3X Long Crude ETN linked to the S&P GSCI Crude Oil Index Excess Return)などがありまして、ETNとWTI先物が相互に影響しあっているのは間違いないと思います。米国でも日本でもレバレッジ型ETF/ETNは市場のボラティリティを高めている可能性は高いと考えられます。デイトレードする側にとってはよく動くようになって好都合ですが、原油ETF/ETNの長期ホルダーにとっては価値が減価しやすくなるので嬉しくないですね。

なお最近ではクリック証券で原油の日々の動きの3倍に応じて動く激しいETNのCFDが売買できるようです。値動きがダイナミックなのでデイトレには最適ですが、持ち越すと日々の減価が半端なく大きいので長期保有には向いていません。原油ダブルブル(2038)よりも減価は速いです。

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<追記>ETF Daily Newsによりますと、米国の原油ブル3倍ETN(シンボルはUWTI)は2016年12月に上場廃止とのこと。GMOクリック証券でも、上場廃止に伴う当該CFDの扱い停止について掲示が出ていました。激しい動きが人気の銘柄でしたが上場廃止では仕方なし(;o;)

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