EIA週間統計:原油、ガソリン、中間留分の在庫推移(グラフ)
2019/10/05
※グラフのデータは2019年9月27日(EIA 10月2日発表分)まで反映されております。
週間在庫統計にはAIP発表のものとEIA発表のものがあります。EIA発表値は公的機関の発表値ですから公式なデータであり、過去データも含めて無料でExcelデータ形式で閲覧できます。筆者はこれを用いて原油相場動向を判断しやすい形のグラフに加工しています。
筆者が作成しているグラフをここで紹介します。原油や石油製品の需給には季節性がありますから、前年同期比との比較ができるように毎年1/1~12/31の統計値を年ごとに重ね描きして比較しています。原油から精製される石油製品のうち、価値の高い成分はガソリン、軽油、ジェット燃料等ですが、軽油やジェット燃料は成分が似ているので中間留分としてまとめて集計しています(EIA発表値では分けられておりますが、筆者は合計してグラフにしています)。少々脱線しますが、日本で時々問題になる不正軽油とは軽油よりも安価な灯油を混ぜて作られています。成分が似ているので灯油を混ぜてもディーゼル車は走ります。
細かい話ですが2016年10月13日発表の数値からリースされている原油の統計上の扱いが変わった影響で1982年までのデータ全てが遡及して修正されています(EIAが遡及修正しました)。このため昔の書籍等の数字と比べると誤差が発生するのでご注意下さい。もちろん上のグラフは現在の統計基準に基づく数値で作成されております。
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