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VIXを売買する方法で一番簡単なのはCFD。先物・オプションは難易度高い。

2019/01/11

実はVIXそのものは売買できません。直接の売買はできないので代替物(先物、CFD、オプションなど)で売買するしかありません。VIX指数とVIX先物は同じものではないので、VIX指数が40まで上がったのにVIX先物は30迄しか上がりませんでした、ということは良くあります。下表はVIX関連で世の中でよくトレードされているものの一覧です(これ以外にもあります)。

(参考記事)2018年12月下旬のVIX暴騰時の関連CFD等の動きを比較する

海外の取引会社に口座を開けばVIX先物やオプションの取引も可能ですが、多くの資金と英語力が必要なのでセミプロ級の方を除いてお勧めできません(税金の問題もあります)。個人投資家で小口でトレードするとしたらCFDが最も簡単だと思います。

No. 名称 その正体 お手軽度 取引会社
1 VIX先物 シカゴ市場にある先物 プロ向け 米国の取引会社
2 VIXオプション シカゴ市場にある先物 プロ向け 米国の取引会社
3 米国VI VIX先物のCFD 初心者も可 GMOクリック証券CFD
4 米国VIブルETF VIX連動ブル型ETFのCFD 初心者も可 GMOクリック証券CFD
5 米国VIベアETF VIX連動ベア型ETFのCFD 初心者も可 GMOクリック証券CFD
6 1552 VIX連動ETF(円建) 初心者も可 国内証券会社
7 VXX VIX連動ETF(ドル建) 上級者向け 米国の取引会社
8 2049 VIX連動ベア型ETF(円建) 初心者も可 上場廃止されました
9 SVXY VIX連動ベア型ETF(ドル建) 上級者向け 米国の取引会社
10 UVXY VIX連動ブル型ETF(ドル建) 上級者向け 米国の取引会社

そもそもVIXは何かというとアメリカの株価指数S&Pのオプションのインプライドボラティリティを指数化したものなんです、と言われても意味不明ですよね。恐怖指数と呼ばれているように、株価が暴落すると跳ね上がる数字と考えれば、だいたい合ってます。理系の人はvix calculationでググって下さい。CBOEのサイトに説明があります。

以下、もう少し詳しく説明してゆきます。長いので興味あるところだけ読んで下さい。

VIX先物

まず売買サイズが大きすぎ(倍率1000倍なのでVIXが1動くと1000ドルの損益、必要資金が大きい)、海外先物を売買できる取引会社に口座を開かないと売買できません(日本語環境で簡単に口座を開ける取引会社がない)。

VIXオプション

口座開設のハードルが高い点はVIX先物と同様で一般投資家は売買が困難です。特長としてはVIX指数を原資産とするヨーロピアンタイプのオプションで倍率は100倍とお手ごろ。荒れ相場時には「VIXオプションのPUT買い」などで損失限定で勝負できます。

VIX先物のCFD

GMOクリック証券CFDで取り扱いがあります(米国VIという名称)。取引単位はCFD価格の10倍であり、本家本元のVIX先物(1000倍)の1/100サイズで小口売買ができる点が素晴らしい。ツールは使いやすくホームページの説明も過不足なく必要な情報が網羅されており、口座開設の難易度は低いと思う(但し、リスクのある投資を許容できる経済力やリスクの理解はもちろん求められます)。クリック証券のように国内で認可された取引会社で取引する場合は、個人口座においては、日経平均先物、日経オプション、CFD、商品先物間で、損益通算できるというメリットがあるので、いろいろなトレードをする人にとっては都合良いといえます(株の損益とは通算できないのは法律のせいだから仕方ありません)。

CFDの元になっているものが先物なので、長期保有するとロールオーバー時に価格調整額が発生します(月1回)。VIX先物はコンタンゴ期間が長いので長期買い持ちは一般的に著しく不利なので注意が必要ですね。コンタンゴ時に長期保有すると価格調整額の支払い額が根雪のように積み上がり、ほぼ損します。逆に長期売り持ちは理屈上は有利なのですが荒れ相場時はVIX先物が突然大きな価格変動をするため資金不足で強制決済になるリスクがあります。例えるならば線路に落ちてる100円玉を一生懸命拾ってたら、気づいたときには電車が来て逃げれない、みたいな目に遭う可能性あり。甘い話はありませんね~。

個人的には、荒れ相場時の短期売買に好適なCFDだと思います。

クリック証券は普通の株の取引もできるので1552も売買できます。株、FX、CFD間で、資金振り替えがあっという間にできるので、いろんなものを売買する人にとっては超便利。一般信用取引を開始したので優待クロスもできます。筆者の好きな証券会社の一つでもあります。優待クロスを知らない人はググって下さい。本稿の趣旨を外れるので説明は省略します。

VIXに関連するETFのCFD

これもGMOクリック証券CFDで取り扱いがあります。「米国VIブルETF」の元になっているのが「UVXY,プロシェアーズ・ウルトラ・VIX短期先物ETF/NYSE ARCA」です。「米国VIベアETF」の元になっているのが「SVXY,プロシェアーズ・ショート・VIX短期先物ETF/NYSE ARCA」です。

「米国VIブルETF」は、超ざっくり説明すると、VIX先物の1日の動きの1.5倍の動きをするETFです。「1日の動きの1.5倍」なのでVIXが10日間で2倍になったから、3倍になるかというと、実はそうじゃないです。上がったり下がったりすると、その過程で減価してしまうため、3倍以上になることもあれば、3倍以下のこともあります。2日以上連続して同じ方向に動いた場合に大きな利益を狙えます。が、相場はえてして行ったり来たりなので、粘ると減価と金利調整額で想像以上にヤラレる、という性質があるので仕組みが良く分からない人は触らないほうが良いでしょう。

「米国VIベアETF」は、超ざっくり説明するとVIX先物の1日の動きのマイナス0.5倍の動きをするETFです。先物が10パーセント上昇したら、このETFは半分の5パーセント下落する仕組みです。逆に先物が10パーセント下落したら、このETFは半分の5パーセント上昇する仕組みです。相場が平穏なときはVIX先物はコンタンゴが続くことが多いため、「米国VIベアETF」はジワジワ上昇してゆきます。しかしながら同じような仕組みの2049は一撃で価値を失ったことがあるため、見かけよりも危険が多いです。

VIXに関連するETFのCFD全般に言えることですが、「CFDの元になっているもの」がETFなので、金利調整額と権利調整額が発生します。このうち特に要注意なのが金利調整額。買いの場合は「借金してレバレッジかけて買ってる」のと同じなので、丸代金に対して、アメリカの短期金利程度の金利がかかります。丸代金に対してかかるので、長期保有すると馬鹿にならない金額になります。

VIX関連のETFは貸し株が少ないことが多く、空売り禁止の場合や、貸し株料が高額な場合があります。したがって「VIXに関連するETF」のCFDを特に長期間空売りした場合は想像を絶する金利調整額になる可能性があります。UVXYの長期チャートを見れば分かりますけど「驚くほどの右肩下がり」なんですよ。皆、空売りしたくなる。だから貸し株が全然ないか、あるいは馬鹿みたいな高額貸し株料が徴収されることがある、ということになります。

原油CFDを扱うCFD会社の比較。銘柄、手数料、スプレッドなどなど。
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2018年12月下旬のVIX暴騰時の関連CFD等の動きを比較する
2049(VIXインバースETN)が2018年2月19日に早期償還するが償還価格は妥当なのか計算する
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(広告)オプションの素晴らしい参考書。VIXの解説もあり。実務家のためのオプション取引入門 基本理論と戦略

おまけ。セミプロ向け情報

VIX先物、VIXオプションはinteractivebrokersでトレードできます。リンク先は日本語ページにしてありますが実際は英語で申し込みが必要です。ここは日本口座とアメリカ口座が分かれておりましてVIX先物、VIXオプションのトレードをするためにはアメリカ口座の開設が必要。APIでExcelに価格を引っ張ってきて計算させたりすることもできますがリアルタイムデータ料金は有料です。また投資資金は外国送金しなければならないので手間がかかります。海外の取引会社でのデリバティブの利益は個人の場合は雑所得で総合課税なので確定申告が面倒な上、大儲けしてしまうと累進課税なのでキツイです。法人口座も可能ですが法人口座はリアルタイムデータ料金がプロ向け料金になって高いです。

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