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アメリカの原油及び石油製品の輸入量及び輸出量の推移

2018/09/06

トランプ政権になってからアメリカのエネルギーの自立を目指しての具体的方策が多数なされてきました。オバマ政権で作られた規制を撤廃したりインフラの整備が進められてきました。下図は2000年~2018年のアメリカの原油輸入量の推移です(EIA週間統計による)。執筆時点における米国の2018年の原油輸入量は約800万バレル/日です。これに対して輸出量は約220万バレル/日となっており、このまま輸出量が増加していくと、いずれは輸出量が輸入量を上回り、純輸出国になる可能性があります。※EIA統計の生データでは千バレル/日となっているのでグラフの単位もそのようになっています。2000千バレル/日は、200万バレル/日と読み替えて下さい。

アメリカの原油の輸出量と輸入量の推移(2000~2018年)

下図はアメリカの石油製品の輸入量/輸出量の推移です。石油製品は2012年の時点で既に輸出量が輸入量を上回っており、近年ますます輸出量が増加する傾向にあります。

アメリカの石油製品の輸出量と輸入量の推移(2000~2018年)

筆者は原油先物や原油CFDを10年以上前からトレードしていますが、上述したようなアメリカ石油市場を取り巻く需給の構造的変化によって、過去の統計データからの経験則が使えずに手痛い目に遭うことが多くなってきました。例えば例年12月頃は、原油在庫に対する課税の問題からクッシング在庫が一時的に増加してWTI原油が弱含みやすい、という経験則があったのでそれを利用してトレードをすることができましたが昨年はけっこう苦戦しました。下図はNYMEXにおけるWTI原油の受け渡し場所であるクッシングの原油在庫の推移です。低在庫状態が常態化してしまったように見えます。

EIA発表 週間在庫統計 クッシング(2014~2018年比較)

石油製品輸出量が増えているということは、製油所で消費される原油の量が増えているはずで、また、製油所の稼働率が高水準を維持しているはずです。下図は製油所での原油処理量と、製油所稼働率です。実際、その通りになっていますね。なお、2017年9月の原油処理量が激減し、稼働率も著しく下がっているのはハリケーンの影響です。

アメリカの週間原油処理量の推移(2014~2018年)

アメリカの週間製油所稼働率の推移(2014~2018年)

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