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コーン、大豆先物とCFD 取引会社

コーン(とうもろこし)に投資する方法は、商品CFDが一番簡単

2019/07/18

世界最大の穀物市場はアメリカのCBOT(Chicago Board of Trade、CMEグループの一部門)です。日本からシカゴ市場に直接アクセスして取引するのは難しいのですが、国内で正式に認可されたCFD会社がシカゴ市場のコーン大豆の商品CFDを提供しているので、これを利用することで個人投資家であっても小資金で穀物投資することができます。

穀物相場の面白いところは天候によって暴騰したり暴落したりすることです。本稿執筆時点(2019年6月)では、アメリカは悪天候のためにコーンの作付けが例年よりも大幅に遅れており、それに呼応するようにファンドが先物を大量買いして暴騰しています。商品CFDを利用することで、サラリーマン個人投資家の立場であってもこうした動きに乗ることができるというわけです。

下表は商品CFD、国内先物、海外先物の比較です。日本で認可されたCFD業者が提供する商品CFDで取引する場合は、取引サイズが小型でお手頃、さらに税金が分離課税となる点が最大のメリットです。日本で認可された国内先物の場合は取引サイズがやや大きいことと市場の流動性が低いことが難点です。海外先物口座で取引する場合は取引サイズが大きいことと税金が総合課税となる点がデメリットと言えるでしょう。
※筆者は税金に関しては専門家ではありませんので、実務上の判断は税理士等にご相談するなど、自己責任でお願いします。

取引手段 取扱会社 コーンの最低取引単位 最低投資額 お手軽度 課税
商品CFD GMOクリック証券CFD 100ブッシェル(約2.54トン) 約2500円 分離
商品CFD サクソバンク証券株式会社 200ブッシェル(約5.08トン) 約50ドル 分離
国内商品先物 日産証券 商品先物取引 50トン 約7万円 分離
海外先物 楽天証券株式会社 5000ブッシェル(約127トン) 約1000ドル × 総合

※シカゴ大豆も5000ブッシェル単位です。ブッシェルは体積の単位ですので、つぶつぶの大きさと比重が異なる大豆とコーンでは同じ体積であっても重さが異なります。シカゴコーンの取引単位の5000ブッシェルは約127トンに相当しますが、シカゴ大豆の取引単位の5000ブッシェルは約136トンに相当します。

コーンの商品CFDを提供していて、日本で正式に営業許可を得ている取引会社としてはGMOクリック証券CFDサクソバンク証券株式会社があります。GMOクリック証券ではシカゴ市場の1/50のサイズで投資ができます。2500円程度の証拠金で500ドル相当のコーンに投資できます。サクソバンクではシカゴ市場の1/25のサイズで投資ができます。つまり約50ドル相当の証拠金で1000ドル相当のコーンに投資できます。なお、CFDの参照価格はシカゴ市場ですから、先物価格と同じように価格変動をします。

GMOクリック証券CFDはGMOインターネットグループの金融持株会社であるGMOフィナンシャルホールディングス傘下ですから安心感があります。サクソバンク証券株式会社は聞きなれない名称かもしれませんが古くから世界的には老舗会社であり、20年以上前からFXやCFD等のサービスを提供しています。取り扱い銘柄が非常に多いのですが、逆に初心者にとってはよく分からんという問題を誘発しますのでGMOクリックで試してみて、他のコモディティに興味を持ったらサクソバンクも追加検討してみるのが良いと思います。

国内先物は日産証券 商品先物取引などで取引できますが、2019年現在の国内先物市場は、金(ゴールド)先物と、原油先物以外は流動性が低いのでコーン投資手段として国内商品先物市場を利用することは、あまりお勧めしません。10年くらい前までは流動性があり国内商社、海外穀物事業者も参加しており筆者も激しくコーン先物を売買しておりましたが現在では殆ど売買しておりません。日産証券は聞きなれない名前ですが、デリバティブを売買してる人は名前を聞いたことがあるかもしれません。なぜならここは、東京証券取引所(TSE)、大阪取引所(OSE)、東京商品取引所(TOCOM)および東京金融取引所(TFX)の清算資格を持つ唯一の日系証券会社であり、デリバティブに強い会社だからです。スプレッド注文であるSCO注文を使えるので、原油とガソリンのクラックスプレッド等を行いたい方にとっても使い勝手は良い取引会社だと思います。

海外先物はネット証券大手の楽天証券が提供しており、約1000ドルの資金で約20倍のレバレッジで直接シカゴ市場のコーン先物に投資できます(2019年6月の執筆時点では元手1000ドルで約20000ドル相当のコーンに投資できる)。しかしながら、個人投資家にとってはサイズが大きすぎます。先物市場の証拠金は、大雑把に言って「統計的に見て1日で損する金額の大半をカバーできる金額」に設定されています。すなわち、1000ドルの証拠金でコーン先物に投資した場合、一日でゼロになったり倍になったりするほど損益が大きくブレることになります。また、前述の通り、個人投資家にとっては税制が非常に不利となっているという問題があります。

本稿で紹介している取引会社は、すべて日本で認可された取引会社です。参考までに金融商品取引業者登録番号をまとめておきます。金融庁のHPで登録業者一覧を見ることができますので、本稿で紹介している取引業者以外であっても、口座開設を検討しているところがある場合は確認することをお勧めします。なお、金融庁に登録されているからと言って安全が担保されているわけではありませんのでご注意を。信用リスクなど様々なリスクは存在します。

取引会社名 金融商品取引業者登録番号
GMOクリック証券CFD 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第77号
サクソバンク証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第239号
日産証券 商品先物取引 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第131号
楽天証券株式会社 金融商品取引業者 関東財務局長(金商)第195号

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