GMOクリック証券のCFD口座の開設方法
2020/09/27
GMOクリック証券では原油CFDを取引できます。しかし「CFDの口座だけ開設」ということができません。必ず証券口座とセットになっています。証券口座の申し込み画面で、「CFD取引口座」にもチェックを入れて同時開設する仕組みです。とはいうものの、証券口座のツールは使いやすく信用取引の手数料は激安なので、株のデイトレ用口座としてもオススメです(筆者のデイトレ用メイン口座です)。申し込みが画面は、たくさん入力する箇所があり少々骨が折れます。
筆者が申し込んだときと少々画面が変わってるな。細かい説明は省き、一体何の目的でこんな質問をしてくるのだ？というところを中心に説明しておきます。
「電磁的方法による交付への同意」というのは、取引報告書等は郵送しませんよ、あなたが勝手にログインして閲覧して下さいね、という意味です。今でも営業マンが介在する大手証券会社では書類は全部郵送で行われており取引のたびに書類が届きます(筆者は義理でＭ証券で口座を開いたら、来るわ来るわ、山盛りの書類が)。いわゆるネット証券ではこうしたコストを削減することで手数料を下げているわけです。
「私は米国市民又は米国居住者ではありません」という箇所ですが、アメリカ人は地球上のどこに住んでいても、アメリカに納税する義務を負っています。米国市民に口座を開設させてしまうとクリック証券が米国に書類を提出する義務が発生して手間がかかりすぎるので、お断りだ、というわけだと思います(あくまでも筆者の考えです)。
CFDしかやらない人は、一番下の特定口座の開設という欄は無関係です。しかしながら「特定口座、源泉徴収あり」としておけば、将来、株の取引をしたときの確定申告の手間が減るので楽です(画面上では「開設する」「選択する」にチェック)。
たぶん、このページの先で勤務先の入力を促されますがその後に「本人もしくは世帯主が上場会社に勤めている方はインサイダー登録が必要」という文言が出てくると思います。例えば旦那さんが大手企業の総務部長だったとしましょう。そして発表前に丸秘情報を奥さんに喋ってしまったとします。そして奥さんが株を買って大儲けしてしまった。これはインサイダー取引といって違法行為です。こういう事態を防ぐための規定です。会社のイントラネットでプレスリリース前の話を見てしまった、という場合も同様。気をつけましょう。
CFDを一緒に申し込んだ人には、続きの入力事項があります。画面のキャプチャーを残していませんので概要だけ記載します。
・投資元本以上の損失の可能性があることを理解したか
・店頭取引だから、他社と同じ取引価格になるとは限らないことを理解したか
・強制決済される場合があることを理解したか
・取引のために借金しないだろうな？
・資金は１００万以上あるよね？
・生活資金は十分あるね？
・反社会勢力じゃあるまいな？
だいたい、このような意味の質問をされ（実際はもう少し多いです）、すべて答える必要があります。クリック証券の示すPDFの書面を熟読の上、ご自身の判断で回答しなければなりません。CFDはFXと同等あるいはそれ以上にリスクが高いので投資元本以上を失う可能性があるというのは脅しではありません。リスクが高いトレードを「一切やらない」という判断は正しいかもしれない。一方で、リスクなしで栄光が得られないと考える方もいらっしゃるでしょう。
申し込みを完了すると、口座開設ナビ画面が出てくるはず。または、その頃には「本人確認書類ご提出のお願い」というメールが送られてきますのでクリックすると口座開設ナビ画面に移りますので、メール記載のお問い合わせ番号と生年月日と電話番号を入力してログインします。本人確認書類をアップロードするか、メールするか、郵送するか選べます。アップロードが一番速くて確実ですが、パソコン操作が苦手な方は郵送でも受け付けてくれるので心配はご無用です。
本人確認書類を無事に送ると、「受領のお知らせ」メールが来ます。「当社審査が完了次第、ユーザＩＤ・ログインパスワード等を記載した口座開設手続完了のご案内を簡易書留で送ります」と書いてあります。「住所が九州のままになってるけど今は東京にいるので東京に送ってくれ」というようなのはダメです。
数年前だったらマイナンバーの提出は不要でしたが今は提出が必須事項です。今後あらゆる金融取引はマイナンバーによって一元管理されるようになるはずです。FXやCFDを売買して利益が出た人は確実に確定申告をするようにしましょう。損した場合でも確定申告をしておけば翌年の利益にかかる税金を減らせます。
CFD,FX,くりっく365,商品先物の税金に関してはコチラ。
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