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2017年1月のOPEC減産動向(2)

下表はOPECが2016年11月の総会で合意したOPEC各国の削減目標と、2017年1月の実際の原油生産量の比較表です。リビアとナイジェリアは減産対象外なので除外しています。インドネシアも除外しています。OPECのプレスリリースの中のイランの基準値は目標値に対しておかしな値になっているので修正しました(ひょっとして筆者の勘違いかもしれない)。基準値は2016年10月の生産量(但しアンゴラは2016年9月、イランは自国主張水準の模様)で、1月生産量目標はこの基準値から約4.5パーセント削減した量となっているようです。OPECのプレスリリースの表では単位が千バレル/日になっていますが、日本人感覚だと万バレル/日のほうが分かりやすいと思うので単位は万バレル/日にしてあります。

基準値 目標値 削減目標 1月生産量 1月削減量
アルジェリア 109 104 -5 105 -4
アンゴラ 175 167 -8 165 -10
エクアドル 55 52 -3 53 -2
ガボン 20 19 -1 20
イラン 371 380 378
イラク 456 435 -21 448 -9
クウェート 284 271 -13 272 -12
カタール 65 62 -3 62 -3
サウジアラビア 1054 1006 -49 995 -60
UAE 301 287 -14 293 -8
ベネズエラ 207 197 -10 200 -6

OPECの削減目標を合計すると、116.4万バレル/日となりました。基準となる生産量から2017年2月13日発表のOPEC月報記載の生産量を引いたものが削減量になりますので、これらを合計すると107.8万バレル/日となりました。つまり、目標削減量に対して93%の達成率ということになります。原油トレーダーたちはOPECの達成率を懐疑的に見ていたのか、12月~1月はWTI原油のコンタンゴが再び拡大気味でしたが、2月13日に再びコンタンゴが縮小しました(下図)。

WTI原油2017年6月と12月のスプレッドの推移

しかしながら米国の原油在庫は下図に示すように歴史的高水準であった昨年を上回る高水準です。このまま馬鹿上げするとは思えず、やはり調整局面が来る予感がします。2月くらいから米国の石油精製施設は定期補修を行うため稼働率が下がる傾向があります(つまり原油処理量が減る傾向があります)。なので、例年同様にあと一ヶ月くらいは原油在庫はジワジワ上昇していく可能性が高い。原油関係の情報を集めると、常に「強気の情報」と「弱気の情報」が混ざっているんですよね~。上がるか下がるかわかりませぬ。

2017年2月の米国原油在庫は高水準

OPEC Monthly Oil Market Report(英語、2001年までの月報が見れるよ)
OPEC減産合意量のプレスリリース(英語、PDF直リンクなので注意)
2017年1月のOPEC減産動向(1)
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