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ビットコイン

ビットコインはゴールドと同様に資金逃避先か?

下図は2018年10月~2019年9月における人民元とビットコインの重ね描きチャートと、人民元とゴールドの重ね描きチャートです。期間によって相関の仕方に違いがありますが、そこそこ似通った動きをしていることがわかります。

中国ではビットコインのマイニングや、ビットコインと人民元の交換は禁止されているわけですが、国家そのものを信用していない富裕層が人民元を手放してゴールドやビットコインに交換している可能性があると思われます。

ドル建人民元と、ドル建ビットコインの関係

ドル建人民元と、ドル建ゴールドの関係

下図は米10年債金利とゴールド価格を比較したものです。米10年債金利は一時3%を超えていたわけですが、2.5%割れを2回チャレンジしたあとに底割れし、それに伴ってゴールドが急騰しています。

米10年債金利と、ドル建ゴールドの関係

筆者はもともとビットコインのように本質的に価値のないものへの投資に抵抗がありました。しかしながら資本移動が制約された国(例えば中国)の居住者や、通貨価値が危うい国の居住者の立場で考えてみると、資産を守るためにはゴールド現物か、あるいはビットコインのような暗号資産(2018年開催のG7で仮想通貨から暗号資産へと呼び方が変わった)を買う動機が確実に存在するわけです。そのような視点で考えた場合、たとえ暗号資産に本質的価値があろうとなかろうと(技術的価値の話ではなくて)、買いニーズは存在すると言えるのかもしれません。

筆者は3ヵ月ほど前にチャレンジ開始したのですけど、トレード対象として見た場合、変動率(ボラティリティ)が非常に高いので難しいです。取引会社によりますが、レバレッジ取引を行う場合は、スワップが非常に高いです(取引会社によって建玉管理料というように名称が違う)。建玉に対して1日0.04%前後のところが多いのですが、これを年換算すると14.6%です。つまり50万円預けてレバレッジ2倍で100万円相当のレバレッジ買いをして1年保有すると、元手50万に対して14.6万円という超高額な割合になりますので、レバレッジ取引の長期保有はまったくお勧めできません。レバレッジ取引は短期だけとし、長期保有目的で買うのであればレバレッジかけずに現物買いをしたほうが良いと思います。

金融庁に認可されている国内の取引会社が幾つかありますが安全性が担保されているから認可されているわけではありませんのでご注意を。また個人口座の場合、大儲けしてしまうと総合課税となるため、かなりキツイことになると思います。税金面では株、先物、CFDのほうが有利です。

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